2008年08月30日

【指輪物語豆知識(161)】<LotRo豆事典>パランティア(1)

なんか書いたような気がしてたのですが、どうもまとまった記事では書いてなかったようなので、エピックにも出てくるパランティアについて。

●パランティア(Palantir)

「遠くを見るもの」という意味を持ちます。「見る石」とも言われます。
この大きな水晶は、ノルドールの匠の制作になるもので、これを作るにあたっては中つ国の全歴史を通じて最高の名匠フェアノールが大きく力を貸したため、フェアノールの作とも言われます。
この水晶を覗くことで遠方を見ることができるのですが、それだけではなく、石を使う者同士が意思の疎通をさせることができる通信機器でもあります。また、ただリアルタイムで遠方を見るだけでなく。ありうべき未来のひとつを垣間見させてくれます。しかし、石の使用者が自分の望むものを見るためには、強い意志の力が必要なのです。

パランティアは全部で7つあり、どういう経緯でかはわかりませんがノルドール作成のこの石はトル・エレッセアのテレリ・エルフの手に渡ります。航海者であるテレリ・エルフがノルドールに頼んで作成したものかもしれません。
その後この7つの石はヌメノールに贈られます。なぜでしょう。これは想像なのですが、石が作られたかなり後にノルドールとテレリには深い確執が生じ、とくにフェアノールに対してテレリは恨みをもつことになります(注1)。そんなフェアノールが作ったといっていいものを身近に置くことを嫌ったのではないでしょうか。こうして7つの石はヌメノールに渡りますが、その時期はヌメノールの堕落の進んだ時期ではないでしょうか。なぜなら石は王にではなく、節士派のアンドゥーニエの領主に贈られたからです。
こうして7つの石はヌメノールの滅亡のおりに、エレンディルたちの船に乗って中つ国に渡ったのです。他でも書きましたが、エレンディルが3つの石を持ち北方に、イシルドゥアとアナリオンが4つの石を持ち南方に建国をし、これらの石は国の連絡と警戒のために使われました。続きを読む
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2008年08月27日

【LotRoで演奏abc】あなたも演奏家に

また演奏のお話。ときどき演奏のお話など書かせてください(笑)。
LotRoの演奏システムはとにかく素晴らしいです。楽譜が読めなくても実際に楽器に触ったことなくても、ゲームの中では誰でも演奏家!
せっかくこんなシステムがあるんですから、皆さん演奏で楽しみましょう(^_^)。

演奏法はいたって簡単。その方法は、同じKS仲間のKyouさんがサイトで紹介してくれてますので、まずそちらを。

↓LotRoで音楽を演奏する方法。
http://kyoulotro.blog.shinobi.jp/Entry/3/#ps_text

そしてこのKyouさんのサイトにはいろいろabc自働演奏ファイルが用意されてます、ネタ系が多いようですが(笑)。

abcファイルといえば、Dolorethさんのブログ「エリアドール通信」を抜きには語れません。こちらにあるドロさん製作のabcファイルはどれも素晴らしく、大変充実しています。
これらのファイルは、ドロさんのサイトの「ABC演奏曲Index」からDLできます。ひとりで楽しみたい方はソロ用を、仲間と楽しみたい方にはデュオ用から8人用まであります!
合奏用もすべてひとつのファイルにまとまっています。合奏用のパートを演奏するには演奏楽器に対応しているXの番号を入力します。たとえばフルートが演奏したくてフルート用のとこに「X:3」と書かれていたら、「/play ファイル名 3 sync」とします。「X:2」だったら「/play ファイル名 2 sync」ですね。なお数字を省略すると、「X:1」を演奏します。Syncは合奏用の待機コマンドです。

↓ABC演奏曲Index
http://doloriel.blog.so-net.ne.jp/2008-02-07続きを読む
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2008年08月24日

【指輪物語豆知識(160)】<白の木(6)>ミナス・アノールの白の木

イシルドゥアたちは、サウロンはヌメノールの滅亡に巻き込まれて滅びたとばかり思っていました。だからこそサウロンの領地モルドールに隣接するような場所に建国をしたのでした。
しかしサウロンは大きなダメージを受けたものの、ヌメノールを脱出し、中つ国に戻っていたのです。彼は緑森大森林の南の地域にドル・グルドゥアの砦を築き、そこに身を潜めていました。この砦から闇の瘴気が流れ出、緑森大森林はやがて「闇の森」と呼ばれるようになります。

ドル・グルドゥアで力を蓄えたサウロンはやがてモルドールに戻り、ついにはゴンドールに向けて攻撃をしかけてきました。
この攻撃のためにモルドールに隣接しているミナス・イシルは陥落し、入城したモルドール軍によって、白の木は焼き払われてしまいました。しかし、イシルドゥアは城を落ちるときに、この白の木の実生の苗木とパランティアををたずさえていたのです(注1)。

第2紀3434年のこと、エレンディルの呼びかけにより、エルフ王ギル=ガラドと「最後の同盟」を結んだ統一王国軍は、エルフ軍と共同してモルドールに攻め込みます。
長い包囲攻撃のすえに第2紀3441年に最後の戦いが行われ、そのおりにエレンディルとギル=ガラドが戦死するなど多大な損害をこうむりながらも、イシルドゥアがサウロンの指から「一つの指輪」を切り落としたことにより、モルドール軍は崩れ去り、サウロンも逃げ失せます。
サウロンはこの戦いによる痛手から、ついには人間の姿もとることができなくなり、巨大な邪悪な眼の姿になってしまいますが、それでも逃げおおせてしまうのです。
そしてこの戦いにより第2紀は終わりを告ることとなります。

さてこの戦いではイシルドゥアの弟アナリオンも第2紀3440年に戦死していました。イシルドゥアはアナリオンの遺児メネルディルに南方王国をゆだねます。そして弟を記念する意味でも、白の木の苗木をかつてのアナリオンの居城、ミナス・アノール(ミナス・ティリスと改名するのは第3紀2002年)に植えることとしたのです。

イシルドゥア自身は北方王国に赴き、上級王として統治するつもりでしたが、あやめ野でオークの襲撃を受けて、自らは命を落とし、「一つの指輪」をアンドゥインの大河に失ってしまいます。続きを読む
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2008年08月21日

【指輪物語豆知識(159)】<白の木(5)>ミナス・イシルの白の木

こうしてニムロスの木は、アル=ファラゾーン王の命令によって切り倒されてしまいましたが、イシルドゥアの働きにより白の木の苗木は大事に隠されて保つことができたのです。
サウロンはなおも王に毒をふきこみ、自らを祭司とする闇の邪教を教えひろめます。この邪教は、闇の王こそ力の源であり、ヴァラールはその真実を隠しているのだ、という教えなのです。この邪教がヌメノールの王侯貴族の中に広がっていきます。このおりにサウロンに帰依したヌメノールの王族や貴族の数人に、かの九つの指輪のうちのいくつかが手渡されたのではないかと思われます。ナズグルのすべてではないようですが、その多くはこのおりに闇の世界に引きずり込まれたヌメノールの貴人であったといわれています。

サウロンはやがて最後の仕上げとして、アマン大陸に侵攻することを王に勧めます。アマンに至れば、誰でも不死の生命を得ることができる、ヴァラールはその事実を隠して、西方に船を進めることを禁じたのだ、とサウロンは王に信じ込ませたのです。
これは禁を犯した人間たちにヴァラールの怒りが下って、王をはじめとして主だった者は還らぬ運命となるだろうと読んだのです。ですからサウロンは王たちがいなくなったヌメノールを乗っ取るつもりで、このアマン遠征には加わらず、ヌメノールに残る算段をしました。

一方節士派のアマンディルはアマン侵攻計画が進んでいることを知り、ヴァラールに注進するとともに助けを請おうと、数人の水夫だけをともなってアマンに向け出帆し、そのまま行方を絶ってしまいます。
アマンディルは出帆の前に息子エレンディルと孫たちに、船を用意し、乗せられるだけの節士派の人々と、もっていきたいものすべてを乗せて待機するように命じていきました。こうして9隻の船が用意され、エレンディルたちは海上で待機をしました。続きを読む
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2008年08月18日

【指輪物語豆知識(158)】<白の木(4)>ヌメノールの白の木

ドゥネダインたちのヌメノール王国は、中つ国とアマン大陸の中間の海上にあり、どちらかといえばアマン大陸に近い場所に浮かぶ大きな島でした。
エルロンドの兄弟エルロスを初代の王とするヌメノール王国は、その初期のころはヴァラールの教えを固く守り、かつて中つ国でメルコールに対して共同して戦ったエルフたちと親密さを保っていました。
そうしたヌメノールに向けて、アマンの「海のエルフ」、テレリ・エルフたちは、盛んに船を出しました。その船には人間たちに教える知識と贈り物が満載されていました。

そうした贈り物の中に、トル・エレッセアの白の木「ケレボルン」の実生の苗木も含まれていたのです。この苗木は「白い花」を意味する「ニムロス」(注1)と呼ばれ、アルメネロスの王宮の庭に植えられて、夕暮れになると白い花を開き、夜の闇を馥郁(ふくいく)たる香りで満たしました。

エルダマールとトル・エレッセアで白の木の実生が盛んに生い茂ったのは、アマンという至福の地であったためのようで、ヌメノールにおいては白の木は常に1本でした。
ヌメノール以降における白の木の実は、たとえ植えたとしてもすぐには芽を出さず、必要な時が巡ってきたとき、初めて芽を出して苗木になるといわれています。続きを読む
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2008年08月15日

【指輪物語豆知識(157)】<白の木(3)>エルフの白の木

やがてエルフが誕生し、「エルダールの大いなる旅」のすえ、エルフたちがアマンの地にいたりました。ヴァラールはエルフたちのためにペローリ山脈を切り開き、海岸にいたる道を作り、エルフはその切れ目「カラキリア」(光の谷間の意味)の近くにエルダマールすなわち「エルフ本国」と名づけた国を築きました。

エルフたちはヴァリノールの至福あふれる土地を愛しましたが、そのなかでももっとも愛したのが二本の木であり、ことに銀の木「テルペリオン」を愛してやみませんでした。
そのテルペリオンを慕うエルフたちを見たヤヴァンナは、エルフたちのために、身近に置けるように、テルペリオンを模した一本の美しい木を創りあげました。
これが「ティリオン(注1)の白の木」と呼ばれる「ガラシリオン」です。
テルペリオンの姿に似せられて創られたガラシリオンは自ら光を発することはしませんでしたが、テルペリオンよりややこぶりなその木もまたエルフたちに愛され、ティリオンの塔ミンドンの下に植えられ、大事に育てられました。

こうしてたくさんの実生の苗がエルダマールに生い茂り、林をなすまでになりました。ティリオンはノルドールとヴァンヤールの都でしたが、ノルドール・エルフたちは湾内の島トル・エレッセアに住むテレリ・エルフたちにもこの恩恵を分けてあげたいと考え、こうした実生の苗木をテレリ・エルフたちに分けました。

テレリ・エルフたちもこの恩恵に満ちた白の木を愛し、トル・エレッセアに植えられた白の木の実生の苗は「銀の木」を意味する「ケレボルン」(注3)と名づけられ、これも大事に育てられ、トル・エレッセアにも白の木の実生の苗木からなる林ができました。続きを読む
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2008年08月12日

【指輪物語豆知識(156)】<白の木(2)>二本の木

アマン大陸に移ったヴァラールは自分たちの国の周りを高い山脈で囲い、メルコールが攻撃をしかけてきても阻めるように強固な壁としました。
この、世界でいちばん高くそびえる防壁の山脈をペローリ山脈といいます。
この山脈に囲まれたヴァラールの住まう国はヴァリノールすなわち「ヴァラールの住まう国」と呼ばれました。
ヴァラールはそれぞれの地域を分担して館を建て、庭を作りました。また高い防壁を巡らせて美しい都も作りました。この都をヴァリマールすなわち「ヴァラールの家」といいます。

二つの灯火の塔を失ったために、アマンを含めて世界は闇の中にありました。そこでヴァラールはヴァリマールの金色の西門のすぐ近くの緑の丘に、二本の大きな木を育てました。
この二本の木は光の女神である「星の女王」ヴァルダ(エルベレス、ギルソニエル)の助けを受けて「果実をもたらす者」ヤヴァンナが創り上げたものでした。

最初に生まれたのは銀の木であるテルペリオン(「銀から出でしもの」の意味)で、次に金の木であるラウレリン(「金の歌」の意味)が生まれました。
こうして「二本の木の時代」(The Age of the Trees)が始まったのです。続きを読む
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【指輪物語豆知識(156)】<白の木(2)>二本の木

アマン大陸に移ったヴァラールは自分たちの国の周りを高い山脈で囲い、メルコールが攻撃をしかけてきても阻めるように強固な壁としました。
この、世界でいちばん高くそびえる防壁の山脈をペローリ山脈といいます。
この山脈に囲まれたヴァラールの住まう国はヴァリノールすなわち「ヴァラールの住まう国」と呼ばれました。
ヴァラールはそれぞれの地域を分担して館を建て、庭を作りました。また高い防壁を巡らせて美しい都も作りました。この都をヴァリマールすなわち「ヴァラールの家」といいます。

二つの灯火の塔を失ったために、アマンを含めて世界は闇の中にありました。そこでヴァラールはヴァリマールの金色の西門のすぐ近くの緑の丘に、二本の大きな木を育てました。
この二本の木は光の女神である「星の女王」ヴァルダ(エルベレス、ギルソニエル)の助けを受けて「果実をもたらす者」ヤヴァンナが創り上げたものでした。

最初に生まれたのは銀の木であるテルペリオン(「銀から出でしもの」の意味)で、次に金の木であるラウレリン(「金の歌」の意味)が生まれました。
こうして「二本の木の時代」(The Age of the Trees)が始まったのです。続きを読む
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2008年08月09日

【指輪物語豆知識(155)】<白の木(1)>二つの灯火

ゴンドールの「白の木」というものがあります。映画でも王権のシンボル的に出てきて、それまで枯れていた白の木が、指輪の棄却のあとで花をつけて蘇ります。まあ、その部分は原作とは違うんですけどね(笑)。
ゴンドール王家の紋ともなっているこの「白の木」とは何なのでしょう? そのことについて書いてみたいと思います。


白の木を語るには、光明の歴史から語る必要があるでしょう。

その昔、中つ国の創世のころ、まだエルフも産まれていないころのこと。
アルダ(地球・大地)を創ったころのヴァラールは、そのころはまだ中つ国に住んでいました。まだこのころは太陽も月も星々もなかったころで、ヴァラールは中つ国を照らす明かりとして、2本の巨大な灯火の塔をたて、これにより世界は照らされていました。
この2つの灯火は工人アウレが灯火の金色の器を創り、マンウェとヴァルダがそれに光を満たしたものを、どの山々よりも高い巨大な塔の頂に置いたもので、この巨大な塔を建てるためには、多くのヴァラたちが力を合わせました。
一つの塔は「イルルリン」と呼ばれ、中つ国の北部、「取り巻く海」の内海ヘルカールの真ん中に建てられました。
もう一つの塔は中つ国の南部のリンギルという名の内海の真ん中に建てられ、「オルマル」と名づけられました。
この二つの灯火の塔の時代は大変おだやかな時代でしたが、この塔によって、この時代は「灯火の時代(The Age of the Lamps)」と呼ばれます)(注1)。続きを読む
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2008年08月06日

【指輪物語豆知識(154)】エレギオン

次期アップデートは第十四巻「エレギオンの指輪鉱炉」だそうです。

エレギオンてなんだっけ? と疑問をもつあなたに、ちょと復習を(笑)。
つまり、以前ここでとりあげているからなんですね。

エレギオン( Eregion)はシンダール語で「柊(ひいらぎ)の国」の意味で、それを西方共通語に訳したものが、柊郷。
ここには第2紀のころにノルドール・エルフの王国があったことで知られます。
そしてこのエレギオンでケレブリンボールの手によって「一つの指輪」以外の力の指輪が鍛えられたわけです。14巻タイトルの「エレギオンの指輪鉱炉」とはそういうところからですね。
裂け谷にエルフの避難所ができたのもこのエレギオンの指輪が原因でした。

↓このあたりの詳しいことは、ここの過去記事からどうぞ。
http://rarien.lotroblog.jp/article/7837.html

http://rarien.lotroblog.jp/article/7951.html

上の2回を読めばわかると思います。続きを読む
posted by ラリエン at 12:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 指輪物語豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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